個人識別データ標準

政府は、先住民族および人種に関する個人情報の収集・利用・共有において一貫性のある取り組みを進めるため、2つの個人識別データ標準とそのガイドラインを2026年初頭に公表しました。
データ標準とは?
個人識別データ標準とそのガイドラインを用いて、各省庁による先住民および人種に関する個人識別情報の収集・利用・共有方法の指示を出すことができます。さらに、データ収集の際に何をどのように尋ねるべきかを明確にすることで、危害のリスクを減らすことにも役立ちます。
先住民族の個人識別データ標準により、カナダ先住民族、メティス民族、イヌイット民族の独自のアイデンティティとその明確な権利を尊重しつつ、先住民族のデータ主権・自己決定を支える形で、先住民族の個人識別情報の収集方法が示されます。
人種的個人識別データ標準は、多様なアイデンティティとその交差性を尊重する形で、個人自らが選ぶアイデンティティのあり方に沿って人種に基づく個人識別データを収集します。
これらのデータ標準は、より公平なサービスの提供を実現化し、制度的人種差別に関する今現在進行中の研究のサポートをするべく、反人種差別データ法の下で策定されました。

なぜ個人識別情報を収集するための標準が必要なのですか?
現在、政府内では人々のアイデンティティに関する情報の収集方法が統一されていません。そのため、行政サービスを利用する際、同じ情報を複数回、異なる方法で尋ねられることがあります。
これにより、データの比較、誰が政府サービスを利用しているのか、どこに格差や障壁があるのか、などを把握することが困難となります。
これらのデータ標準によって、先住民族および人種に関する個人識別情報がより統一された方法で収集されます。これらのガイドラインは基準と併せて活用され、データの収集・利用・共有に関する主要な原則を示します。これには次の内容が含まれます。
- 例えばサービス提供のためや研究のため等の、情報を収集する際に明確な目的を持つこと。
- そのために必要な最小限の情報のみを収集すること。
これらのデータ標準とガイドラインは、制度的人種差別が人々の生活の実体験にどのような影響を与えているかの研究を支援し、行政サービス利用における障壁を特定する手助けとなります。このような情報をもとに、行政サービスをより公平で包摂的なものにすることが可能となります。
これらのデータ標準の策定には、誰が関わったのですか?
これらの基準は、先住民族の人々との協議や反人種差別データ委員会からの意見を踏まえて策定されました。こうしたフィードバックは、データ収集に伴う潜在的な害を減らすことに役立ちます。
この取り組みの一環として、私たちは政府における現在の個人情報収集の方法を見直すとともに、地域コミュニティとの協働やブリティッシュコロンビア州人口調査からの回答も検討しました。また、カナダ統計局のような他の組織における、個人識別情報の収集方法についても調査しました。
これらのデータ標準は、このプロセス全体を通じて寄せられた意見を反映しており、定義や言語、知識、経験の変化に合わせて、今後時間とともに変化していく可能性があります。

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個人識別データ標準、およびその活用方法についての詳細は、こちらをご参照下さい。
