委員会メンバー概要

現在の反人種差別委員会メンバーを2025年9月29日に発表しました。

ジューン・フランシス氏(哲学博士、法学士)
委員会議長、Co-Laboratorio (CoLab Advantage Ltd.) の共同創設者、黒人およびアフリカ系ディアスポラ研究および関与研究所の所長、サイモン・フレイザー大学のBlack Caucus の共同創設者、Beedieビジネススクール(サイモン・フレイザー大学)教授。
フランシス氏は、人種化されたグループの公平性、多様性、包括性を提唱している。彼女はホーガンズアレーソサエティの議長を務め、その任務は、住宅、建築スペース、プログラムの提供を通じて、アフリカ系の人々の社会的、政治的、経済的、文化的な幸福を促進することである。またサイモン・フレイザー大学の黒人およびアフリカ・ディアスポラ・リサーチ&エンゲージメント研究所の所長でもあり、その任務は多文化およびディアスポラコミュニティに関連する学術研究、政策、および実践と、革新的で持続可能で包括的なイニシアチブの構築におけるそれらの役割との間のリンクを強化することである。人種差別とアカデミーと市場とマーケティング、多様性、異文化間、リーダーシップと参加型関与アプローチ、およびコミュニティへの影響、そして感染リスクの高くまた排除されたグループ内の新型コロナウイルス感染症、伝統的なコミュニティーの健全性と文化・人権を含んだ非伝統的な知的財産法の向上、などに焦点を当て研究をしている。

シャーリー・チャウ氏 社会福祉学士号・社会福祉修士号・博士号(トロント大学)
ブリティッシュコロンビア州立大学・オカナガン校、ソーシャルワーク学部准教授
チャウ氏は、シルックス・オカナガン民族の祖先が太古の昔から居住し管理している伝統的に所有する土地へ入植し働き生活している。チャウ氏は、ブリティッシュコロンビア州立大学の反人種差別とインクルーシブ・エクセレンスに関するプレジデンツ・タスクフォースの共同議長であり(2021年〜2022年)、カナダソーシャルワーク教育協会の人種・民俗性・文化問題会議の元議長、および共同議長でもある。
ケロウナ市の反人種差別同盟委員会のメンバーでもあり、BC州のトンプソン・オカナガン地域にみられる人種差別とヘイト、先住民族性・性別・年齢・人種言語・民俗性・宗教・身体障害などに基づく交差的人種差別問題を統制し、その問題解決に焦点を置いている。

ドナルド・コリガル氏
メティス民族、環境公衆衛生の専門家
ドン氏は、環境公衆衛生とカナダ先住民族の文化的安全と、卓越したスポーツ競技に貢献し、多様性に溢れたキャリアの持ち主である。
環境公衆衛生において、健全な文化の構築と医療従事者のための安全カリキュラムを実施することができるように、ドン氏はコミュニティにおいて安全かつ健全な環境の助成に焦点をおいた。現在は、ポリシー策定、先住民族文化の健全性、BC州メティス民族・先住民族・イヌイット民族のコミュニティにおける医療従事者のためのウェルネスと安全カリキュラムに焦点を絞っている。また先住民族の健全な文化と医療従事者のための安全性とウェルネスを講義している。
さらにドン氏は、国内外共に認定された武道部において好成績を持つスポーツ選手として活躍した。国際的に認定された空手のマスターインストラクターで、また柔道、サッカー、先住民族スポーツにおいてカナダコーチング協会指定の認定されたプロフェッショナルコーチでもある。さらに、カナダ柔道協会に国家認定された自己防衛インストラクターとして、不利な立場にある人々のコミュニティグループのために武道を通して安全性とその認知を促進すべく状況認識(シチュエーショナル・アウェアネス)や個人の安全などについて教えている。
BC州の反人種差別データ法案のもとにある最初の諮問委員会メンバーとして、制度的かつ構造的な人種差別と戦うための政策形成に携わり、公共サービスへの深い関与も見られる。

マリオン・エリクソン氏
ヘルスアーツ研究センター、リサーチマネージャー
エリクソン氏 は Nak’azdli のコミュニティ出身の Dakelhの民族女性でLhts’umusyoo (ビーバー)氏族のメンバーである。彼女は反人種差別データ委員会の委員として活動できることを誇りに思っている。現在、ノーザンブリティッシュコロンビア大学(UNBC)のヘルスサイエンス博士課程に在籍し、Dakelhの助産実践の再活性化と、医療従事者に向けた先住民族主導の学習機会の拡充を研究テーマとしている。また、ヘルスアーツ・リサーチセンターのリサーチマネージャーを務めるとともに、Dakelh語の講師として教壇に立ち、Dakelhの知識の継承と世代間伝達を支える。さらに、BC口腔保健専門職カレッジの公的委員としても活動。
マリオンは、トンプソンリバーズ大学で教育学修士号を取得し、またノーザンブリティッシュコロンビア大学で公共行政・コミュニティ開発学士号も取得。さらにニュー・カレドニア・カレッジでは応用ビジネステクノロジーの修了証を取得。
マリオンはその活動全体を通して、先住民族の健康と幸福は土地の健康と切り離せないという考えを強調。また、アートやストーリーテリングがコミュニティのつながりを強め、北方地域における健康格差に立ち向かうための集団的な行動を支える、重要な関係性の実践として位置づけている。

ダルジット・ジル‐バデシャ氏
BC州多文化社会・サービス機関連盟、最高経営責任者(CEO)
非営利および公共部門で30年以上にわたり最高幹部を務めてきたジル-バデシャ氏は、経営管理、研究、知識の動員、および子供と若者、高齢者、移民と難民の定住、アクセシビリティとインクルージョンポートフォリオのための政策開発の専門知識に豊富である。受賞歴のある大規模なイニシアチブと長期的なコミュニティ計画のための戦略を開発し、政策の変更を主導して、地方自治体内でのデータ収集と報告をよりアクセスしやすくし、人種差別と憎悪に関連するデータに関する説明責任措置を追加した。

ジェシカ(t’łisala) ガス氏
Health Quality BCプログラムにおける先住民族の健康についての戦略的イニシアティブのリーダー。
ジェシカ(t’łisala) ガス氏は、Health Quality BCプログラムにおける先住民族の健康についての戦略的イニシアティブのリーダーとして、組織全体でのBC州文化的安全と謙虚基準を導入。先住民族特定の反人種差別の促進することや、カナダ先住民族・メティス民族・イヌイット民族の文化的安全をサポートと医療制度のアカウンタビリティーの強化に重点を置いている。
ハイダ民族、Xaxli’p、 Xwisten、スカーミッシュ民族を含む祖先と、ヨーロッパ系先祖などが入り混じった家系に生まれる。ガス氏の伝統的名前である、t’łisala(発音:Kwak\’wala、意味:他に光をもたらす)は、彼女の仕事や取り組みに対する価値観や、コミュニティ向上・人間関係の構築・公平性の躍進に反映される。
20年以上の経営管理とマネージメントの経験を持ち、この10年間、先住民族の健康とウェルネス分野に焦点をあてる。ポリシー策定、基準導入、データガバナンス等の専門知識と共に、先住民族データ主権に精力的に取り組んでいる。
反人種差別データ委員会メンバーとして今季で2期目となるガス氏は、先住民族としての観点から、公共サービスでの制度的人種差別に取り組むための安全かつ責任ある人口統計データ利用を支持し、政府内での公平性の向上に貢献している。彼女はこれらの自身の取り組みを「信頼の速さで進む」と表現している。
2025年にドリシュティ・マガジンによる「BC州の最も影響力のある女性」の一人に選ばれ、さらに2026年にはメトロバンクーバーYWCA優秀女性賞の「ヘルス&ウエルネス」カテゴリーにノミネートされた。

エリン・キム氏
公平とインクルージョンのコンサルタント
エクイティ・インクルージョン(公表性と包括性)のコンサルタントでもあり、政府・企業・大学・民間非営利団体などと協力して、人種間の公表性と正当性に焦点をあて取り組んできた。制度的障壁に取り組む組織団体のサポートや、より人間的で関係性を重視する働き方や共に過ごす方法を育むことに重点を置いている。
キム氏は、地域密着型のリサーチと反アジア人種差別に取り組む草の根集団の協働代表者でもある。コミュニティ生成データを使用して、主流となっている思想に疑問を投げかけ、国家政策や公共議論において反アジア人種差別が制度的に不可視化されている現状を打破しようとしている。

ザリーン・ナクビ氏
サイモンフレイザー大学、企業研究とぷラニング部、所長
ナクビ氏は、ボストン大学で経済学の博士号を取得し、世界銀行で学術および国際開発の専門家として働いた。サイモンフレイザー大学の公平性、多様性、包括性に関するデータワーキンググループを率き、データガバナンス評議会およびその他の関連プロジェクトの共同議長を務める。社会的弱者が公共サービスや高等教育で十分に代表されるように、データアクセスを改善することに情熱を注いでいる。

スミス・オドゥロ-マーフォ氏
ブラックインBCリポート、筆頭著者・研究者
オドゥロ-マーフォ氏は、ビクトリア大学で政治学の博士号を取得。2016年以来、彼が学術的に関心を持っている分野は、プライバシー、データ保護、監視および識別システムの問題である。ブリティッシュコロンビア州政府が資金提供し、2022年2月に発表された「ブラック・イン・BC」レポートの主執筆者および研究者、グレータービクトリア警察多様性諮問委員会のメンバーでもある。

ジャクリーン・クインレス氏
博士、非常勤教授、公共社会学者、データ正義提唱者
公共社会学者、BIPOC研究者であるジャクリーンは、彼女はインド系(セカンダラバード/ハイデラバード)とアイルランド系・英国系のルーツをもつバイレイシャルの人物で、家族とともにバンクーバー島にあるレクンゲン族とWsanec(サーニッチ族)とエスクイモルト族が伝統的に先祖代々受け継がれてきた領土に住んでいる。
彼女は20年以上に渡り、シニア・データアドバイザーとして、ジェンダー分析(GBA+)や脱植民地化の枠組みを用いて、先住民族、可視化されたマイノリティ・ジェンダー多様なコミュニティと地域密着型研究パートナーシップに取り組んできた。2013年、カナダ社会学会およびアンガス・リード財団から公的に評価され、カナダ人の福祉向上に寄与したコミュニティベースの研究に対してアンガス・リード賞を受賞。さらに、トロント大学出版局から刊行された『Decolonizing Data: Unsettling Conversations About Social Research Methods』(2022) の著者であり、『The Data Revolution: Confronting Data Colonialism and Reclaiming Digital Sovereignty』(2026) の共編者でもある。
ジャクリーンは、ビクトリア大学で社会学の博士号を取得しており、研究分野は健康、不平等、反人種主義、インターセクショナリティ、データの脱植民地化、応用統計、ジェンダー。彼女はカナダ統計局の「Gathering Strength」イニシアチブに10年間従事し、カナダ各地およびイヌイット・ヌナンガトの先住民族コミュニティでデータ分析の教育に広く携わってきた。また、ワシントンD.C.の図書館・情報資源評議会(CLIR)、およびビクトリア大学にて、博士研究員としてデータフェローシップを修了し、国内外における研究データ管理・倫理・データキュレーションの実践に重点を置いた。現在は、ビクトリア大学社会学の非常勤教授として、ビクトリア大学およびバンクーバー島のカモーソン・カレッジで学部生・大学院生向けの授業を担当。
