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芸術作品から伝わる物語

BC州のクリエイター達は、彼等の芸術作品を用いてその文化を祝いコミュニティーの向上を図ってきました。反人種差別データ法をサポートするために、芸術作品を共有するよう彼等に呼びかけそれらの作品にスポットライトを当てます。

芸術は、我々の周りにある社会や文化を知る強力なツールであり社会で起きていることについて良く考えさせられます。

芸術家について


  • アンジー・キーンタニーヤ・コーツ
  • アニー・チェン
  • フェルナンダ・サッラ
  • ジョージ・リトルチャイルド
  • ジェイス・ジョンギュ・キム
  • マーレン・ユエン
  • ミミ・トンプソン
  • ランディ・クック
  • サラ・カーン
  • シャロン・ラム

2025年の芸術家達 | 2024年の芸術家達

アンジー・キーンタニーヤ・コーツ

アンジー・キーンタニーヤ・コーツは、メキシコのモンテレイで生まれ育ち、現在はBC州ポートムーディを拠点に活動するビジュアルアーティストです。

彼女の作品において、色彩はひとつの“言語”となり、それは文化的であると同時に深い個人的な言語でもあリます。メキシコのルーツである「遠慮のない、揺るぎない楽観主義で知られる文化」に根ざし、彼女自身の癒しの道のりによって形づくられたその言語は、作品を通して対話となります。

彼女はその作品を通じて、鑑賞者に立ち止まってひとときの安らぎを感じ、形と色による祝祭を味わい、そして必要とする誰もが受け取れるように、彼女の言う “dopamina mexicana(メキシコのドーパミン)” を分かち合うための広く開かれた呼びかけをします。


イン・ブルーム I

ポートムーディの森のトレイルから着想を得た作品「イン・ブルーム I」は、BC州西海岸の植物的なフォルムを想起させる抽象的な木彫レリーフ作品です。メキシコのタイルデザインを使いリズミカルな反復を用いて動きとつながりを生み出し、幾何学的なパーツひとつひとつを、大胆で意図的、そして力強く空間を主張する存在へと変容します。

アンジーの作品をもっと見るには、angieqcoates.com をご覧ください。

アニー・チェン

アニー・ペイシュアン・チェンは、台湾のルーツとカナダでの育ちによって形づくられた、遊び心あふれるグラフィックスタイルを特徴とするマルチディシプリナリー・アーティストです。またバンクーバーを拠点とするサーフェスデザインスタジオ Lemonni Design を運営し、世界中の小売業者やメーカーに向けて作品をライセンス提供しています。建築、旅、そして日常の風景から着想を得た彼女の作品は、直感的なビジュアル言語を通して、形、色彩、空間的な関係性を探求します。その活動は壁画からファインアートまで多岐にわたり、ギャラリーで展示されるほか、公共空間や個人からも委託されます。


野生のささやき

「野生のささやき」は、BC州スコーミッシュの風景を、山々や森、川から着想を得たレイヤー状のフォルムによって捉えた作品です。構図の中には隠れた動物たちが姿を現し鑑賞者をより近くへと誘い、この地域の生態系がもつ相互のつながりを映し出します。

アニーの作品をもっと見るには、lemonni.com をご覧ください。

フェルナンダ・サッラ

フェルナンダ・サッラは、ブラジル出身のマルチディシプリナリー・アーティストであり、サンパウロの豊かなストリートアート文化を背景に、ブリティッシュコロンビア州の動物や風景から受けたインスピレーションを作品に取り入れています。教育とアートに重点を置いたジャーナリズムの経歴を持つ彼女は、物語性、文化的な視点、そして創造的表現を組み合わせながら、BC州プリンス・ジョージにて、誰もがアクセスでき多様性と包摂性を重んじるアートのあり方を提唱します。


北への飛翔(カナダグース)

水彩とインクで描かれた、カナダグースが北方の風景を横切りながら飛ぶ簡潔な表現で描いたイラスト作品です。柔らかなグラデーションは、葉を落とした木々の繊細な線描と対比をなし、静けさの中に動きを生み出します。円形の構図は、ブラジルのさまざまな美術運動や地域の伝統的アートに見られる幾何学的要素を用いて作られ、現代的で表現豊かなビジュアル言語を通して、静穏・自由・自然とのつながりを呼び起こす作品です。

フェルナンダの作品をもっと見るには、instagram.com/fesallaart をご覧ください。

ジョージ・リトルチャイルド

ジョージにとってアートは、生涯を通じた使命であり、情熱・目的・アイデンティティを表現するものです。60年代スクープの生存者である彼の作品は、個人的な経験と共同体の歴史が深く根ざしたものから生まれます。鮮やかで力強く、感情に突き動かされるような彼のアートは、物語性と精神的・直感的な実践を融合させ、社会的・政治的な現実を探求します。

幼い頃から創作に励んできたジョージは、専門的な訓練、展覧会、出版、教育活動へと広がる卓越したキャリアを築いてきました。アーティスト、教育者、そして文化活動者として、彼は先住民族の人々が直面してきた差別や不平等に向き合いながら、その揺るぎないレジリエンス、強さ、そして受け継がれてきた文化的遺産を称えることに貢献しています。


星を求める男

長い三つ編みをまとい鮮やかな装いで、夜空への畏敬を胸に立つ存在が、もうひとりの自分の姿です。先住民族固有のアイデンティティである「ツー・スピリット」を持つ歴史家であり、見通し行動し、未来を描く者として、彼は自らの部族・先住民族の声を代弁しています。創造主から授かったアートと創造性の力によって、過去の誤りを正していく。アートには力と真実がある。アートは人類への贈り物であり、アーティストはその贈り物を授かった存在である。

ジョージの作品をもっと見るには、georgelittlechild.com をご覧ください。

ジェイス・ジョンギュ・キム

BC州サレーを拠点とするジェイス・ジョンギュ・キムは、具象の精密さと抽象のカオスを架橋するカナダの画家です。エミリー・カー美術大学を卒業後、デジタルアニメーションのキャリアから伝統的な絵画へと転向し、油彩、アクリル、インク、スプレーペイントを自在に組み合わせた独自の表現を築きます。

彼の制作は、独自の両利き技法によって特徴づけられます。左手は力強く表情豊かな力強い男性的なエネルギーをもたらし、右手は繊細で緻密ななディテールを与えます。両手を同時に使って描くことで、キムは自身の内面に宿る緊張と調和をキャンバス上に捉え、生々しさと洗練が共存する現代的なポートレートを生み出します。


深い眠り

この力強いポートレートは、人間の特徴を混沌とした鮮やかなスペクトラムと融合させることで、「人種」という構築物そのものに揺さぶりをかけます。暖色と寒色の分断は、内なる葛藤と、体系的な分断がもたらす痛みを示唆します。そして忍耐の象徴であるマグノリアを描くことで、共有された人間性と成長に根ざしたビジョンを求めています。

ジェイスの作品をもっと見るには、jacekimstudio.com をご覧ください。

マーレン・ユエン

マーレン・ユエン(袁慧嫻)はビジュアルアーティストであり、xwməθkwəy̓əm(マスキーム)、Skwxwú7mesh(スクワミッシュ)、Səlílw̓ətaʔ/Selilwitulh(スレイ・ワウトゥ)各民族の地である未割譲の領土に暮らし、制作・活動している中国系カナダ人二世。作品は、イラストレーション、版画、コミック、冊子、ハンドメイドブックなど多岐にわたります。また、バンクーバーの歴史的チャイナタウンや、中国系カナダ人労働者の歴史を扱った作品を、ミュージアム、ギャラリー、パブリックアートプログラムのために制作してきました。ユエンはこれまで、ワーカーズアーツ&ヘリテージセンター、グラント・ギャラリー、グリフィンアート・プロジェクト、中華系カナダ人美術館、バンクーバーアートギャラリー、リッチモンドアートギャラリー などで作品を発表しています。


アンナの庭

「アンナの庭」は、中国系カナダ人アーティスト、アンナ・ウォンへのオマージュ作品です。彼女は、チャイナタウン最古の仕立て屋のひとつである家業「Modernize」で働きながら、真の先駆者としてバンクーバー美術学校で版画を学び、その後ニューヨークのプラット・インスティテュートで学んだのち教育活動に携わりました。引退後はポピーやブルーベルが咲く庭を慈しむことで知られていました。

マーレンの作品をもっと見るには、marleneyuen.com をご覧ください。

ミミ・トンプソン

ミミ・トンプソンは、アジア系とヨーロッパ系のルーツをもつ第一世代カナダ人の画家・写真家であり、BC州ケロウナを拠点に新進の創作活動を展開しています。彼女が暮らし創作活動を行う場所は、シルクス/オカナガン族の人々の伝統的かつ先祖伝来の未割譲領土内にあります。エミリー・カー美術大学を卒業したトンプソンは、油彩、アクリル、デジタル写真を用いた中・大規模作品を制作し、破壊と再生、美と儚さ といったテーマが中心となります。


ペルセポネ・アネモネ

パンデミック下のロックダウンで生まれた孤立の感覚と、周縁化の経験という複数の糸を織り合わせながら、作品「ペルセポネ・アネモネ」は、コミュニティ、愛、受容、そして帰属への希求と、その到達へと至る旅路を見つめる大きな作品群の一部を成します。

ミミの作品をもっと見るには、mimithompson.ca をご覧ください。

ランディ・クック

ランディ・クックは、クワクワカワク族の血統を受け継ぐ現代先住民族アーティストであり、伝統と革新、そして環境を架橋する制作活動をしています。祖先から受け継がれた知識とフォルムラインの造形言語を基盤に、彼の表現は彫刻・パネル作品・パブリックアートへと広がり、文化的物語と現代的素材の両方に深く関わります。クックの作品は、人間・精霊・自然界の関係性を探求し、科学的視点やストーリーテリングの要素を取り入れることで、その意味をさらに豊かにします。精緻なクラフトマンシップと大胆なビジョンを通じて生み出される作品は、親密な空間から大規模な設備に至るまで、美術館級の完成度を備えた存在感を放ち、土地、文化、そして私たちが共有する責任への新たな敬意とつながりを観る者に促します。


アメリア

アメリアは、人種の美しさと多様性を称える「Colours」シリーズの一作です。重ねられたフォルムと鮮やかな表現を通して、この作品は 統合・癒やし・母なる大地を守る、という私たちが共有する責任 を語りかけます。つながり・敬意・自然界への共同的なまなざし、について静かに思索を促す作品です。

ランディの作品をもっと見るには、randecook.gallery をご覧ください。

サラ・カーン

サラ・カーンは、水彩画・テキスタイル・セラミックを通して、現実と想像の境界が溶け合う領域を探求します。

近年の主な個展として、トロントの Zalucky Contemporary で開催された「Zameen Kha Jai Gee Asmaan」(2024年)、BC州アボッツフォードの Reach Gallery Museum における「Roshni Key Teh Mein」(2021年)があります。グループ展としては、ベルリンの Savvy Contemporary での「Historical Children」、オンタリオ州スカボローの Doris McCarthy Gallery における「Let Me Take You There」(2023年)などに参加。また、2021年には Burrard Arts Foundation のアーティスト・イン・レジデンスを務めました。

カーンは、ラホールの National College of Arts にて美術学士号を取得。現在はカナダ・バンクーバーを拠点に制作活動を行っています。


トランスポーター

近年の作品において、ハイブリディティ(混成性)と変容が中心的なテーマとして展開されています。進化的な経験を得たときに私たちがどのように変わりゆくのか、その在り方に彼女は強く惹かれます。例えば、母性という経験がもたらす変化―自らが殻となり、子供たちの「家」となるような存在へと移り変わっていく感覚―そのような内的変容を、繊細なまなざしで捉えています。

サラの作品をもっと見るには、sara-khan.com をご覧ください。

シャロン・ラム

香港に生まれBC州ビクトリアで育ったシャロン・ラムは、「土地の精霊」を描きとめることに魅了されてきたイラストレーターです。彼女が家族のお気に入りのレストランや公園を描き始めたのは、母親がホスピスケアに入った頃のことでした。最後の数週間を母と共に過ごす中、家族の大切な思い出が遠い旅先ではなく、毎週通っていた身近な場所にこそ宿っていたことに気づきます。彼女の作品において、そうした特別な場所で育まれた、かけがえのない記憶を祝福することを表現しています。


オグデンポイント防波堤

この防波堤は、家族でよく散歩を楽しむ大切な場所です。歩いている人たちが陽の光を浴びて嬉しそうにしたり、沈む夕日を追いかけたり、そしてラッコを見つけては子供のように喜んだりする姿に、いつも心を打たれます。ここを歩くときは、今この瞬間に意識を向け、家族と過ごすひとときを大切にすることを思い出させてくれます。

シャロンの作品をもっと見るには、artbysharonlam.com をご覧ください。

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