BC州地域情報ガバナンスセンターの設立支援

質の高いデータの所有・アクセス・管理は、効果的なガバナンス、計画策定、意思決定に不可欠であり、自己決定権や先住民族再建の核心を成す要素でもあります。現在立ち上げが進んでいる BC州地域情報ガバナンスセンター(BC RIGC)はカナダ先住民族指導者会議のプロジェクトとして重要な課題の推進に取り組んでいます。国家レベルの先住民族データガバナンス政策をBC州で前進させるという使命の一環としてこの取り組みを進めています。
BC RIGC は、先住民族が質の高いデータへアクセスし収集できるようにし、新たなデジタル基盤やソフトウェアツールを活用し、専門知識やエビデンスに基づく手法を用いることで、各先住民族の目標・計画・優先事項を支えるデータ能力の強化を通じて、先住民族のデータ主権を前進させていきます。
市民サービス省は、宣言法アクションプランのアクション 3.14 の一環としてこの取り組みを支援しています。またこの取り組みは、先住民族のデータ主権の推進に焦点を置いた反人種差別の優先調査項目とも一致しており、政府が掲げる和解への関与を後押しするものでもあります。
先住民族の個人識別データ標準は、区別に基づく属性情報の収集・利用・共有に関する政府の取り組みをさらに支えます。この標準は、センターの活動を支援するとともに、反人種差別データ法のもとで進められている取り組みにも寄与しています。
これまでの進捗状況
カナダ先住民族指導者会議は、BC RIGCの運営方法を検討し、他の先住民族共同体が自らの状況に合わせて活用できる新たな汎用ツールや資産を生み出すために、国家主導の多様なデータ実証プロジェクトを選定することを含む、BC RIGCの第1段階の取り組みを主導しています。これらのプロジェクトは以下のような幅広い分野に広がっています。
- アンケートや調査のサンプルとツール
- データ共有・情報共有に関する協定
- データ関連の方針
- データ品質を向上させるためのツール
- データガバナンスの原則
BC RIGC は、エビデンスに基づくデータ能力ニーズ評価ツールも開発しています。これによりカナダ先住民族およびその関連団体が、自身のデータ能力成熟度の現状を把握し状況に合わせたアクションプランを作成、その計画を進めるために必要なツールやテンプレートと適切に結びつけることを支援することができます。
次のステップ
BC州政府は、BC RIGC の取り組みを支援するため、カナダ先住民族指導者会議と複数のプロジェクトで協働しています。これには、BC州人口統計局 戸籍統計局とカナダ先住民族との間のデータ共有を改善するための取り組みも含まれています。
BC Statsは、先住民族人口の将来推計や、ファースト・ネーションズが地域経済にもたらす経済的貢献に関する研究プロジェクトにおいても、BC RIGCを支援しています。
市民サービス省は今後数年間にわたり、政府内で BC RIGCへの認知を高め、各省庁がパートナーシップの機会をさらに発展できるよう支援していきます。このような取り組みは、BC州における先住民族のデータ主権を推進するだけでなく、以下のような形で政府データ・研究の強化にもつながります。
- カナダ先住民族のデータを利用・要求する際の期待事項をより明確にする
- データ品質の向上と文化的に安全なデータ実践の推進
- より公平なプログラム設計と意思決定を支援する
