BC州人口調査の利用方法

政府のサービスにおいて制度的人種差別が既存することが分かっていますが、それを解決するには何が効果的でそうでないか、誰に影響を及ぼすか、などを厳密に把握することが必要です。

サービス改善のためどこに焦点を置くのか

プログラムを実施するにあたり個人情報を政府は収集しますが、アイデンティティーに関する質問はしません。そのため、誰がどこで障壁に直面しているか明確にわかることはありません。

政府のサービスにおいて必要な改善点をより良く理解するための最初の第一歩として、BC州人口調査が実施されました。

この調査結果と我々がすでに持っている他のデータを結合しました。この既存するサービスレベルのデータと約97%安全に一致しました。

我々のサービスにおけるギャップを特定する手助けとなります。

200,000人以上の人々から情報をいただきました!

2023年6月から10月の間にBC州全人口対象にこの調査を行いました。できる限り沢山の参加者を集めるため、印刷とデジタル両方の媒体を通じて広く宣伝しました。さらに州内の103万世帯にランダムに招待状を郵送しました。

204,000以上の州全体の人々が、BC州人口調査に参加しました。

調査結果を検証


このリサーチ目標達成のために

この調査結果より、政府のサービスにおける制度的人種差別を明らかにすることができます。さらにBC州の人々のために改善・向上へとつながります。

政府の制度上のギャップを理解するため、医療や教育の記録など既存のデータとこの調査結果を組み合わせました。そしてそれが、反人種差別の優先調査項目の取り組みに役立ちます。

リサーチ第一段階は完了しました。優先調査項目のうち、以下の分野3つに重点をおきました:

  • 教育
  • 医療
  • BC公共サービス内の人種の多様性

今後数年にわたって、調査結果をもとに更なる研究をし新しい優先調査項目のリサーチに取り組みます。

あなたの個人情報を安全に保つために

反人種差別データ法に基づいて、収集された全ての情報を安全に保管し、制度的人種差別を特定するためにのみ使用されます。Freedom of Information and Protection of Privacy Act 法に基づいて、全プライバシーとセキュリティーの保護も適応されます。

BC州人口調査の結果を安全な分析環境であるデータイノベーションプログラム内に匿名化して保管します。国際的に認知されている「プライバシー・セキュリティーの5セーフモデル」を用いこれらの情報・データを保護します。

地域社会への貢献は大切です

BC州の全ての人々の生活向上のために、共に協力して取り組まない限り有意義な改革を達成できません。

反人種差別データ法に関与している間に聞いた事柄をもとに、調査へのアプローチをしました。先住民族と反人種差別データ委員会と協力して、質問が適切に正しく作られるよう取り組みました。

この調査を促進するため、州内において10個以上のイベントを開催しました。プリンスジョージ、ネルソン、ケローナ、ナナイモ等の各地で開催したコミュニティーイベントもこれに含まれます。印刷媒体やポスター等も各コミュニティー組織や公立図書館におきました。

以下のようなコミュニティーのアクテビティを通してこの調査の宣伝をするために、州内の80個のコミュニティー組織に補助金を与えました:

  • 多言語でSNSの投稿
  • 調査についての情報を提供するためのコミュニティーイベント
  • コミュニティーメンバーが調査記入をする際の直接的なサポート

もっと詳しく知りたいですか?

  • 質問の作成方法
  • 異なる人口グループとコミュニティーへのアプローチ法
  • 調査結果がどのようにして2021年度人口調査と合致するか