ブリテッシュコロンビア州公共サービスにおいての人種的多様性
2024年5月30日現在のリサーチ更新情報
今現在、ブリテッシュコロンビア州公共サービスの職員である先住民族と人種化されたコミュニティーの人々は過小評価されています。
上層部の管理職においてこの隔たりは大きくなります。
ブリテッシュコロンビア州公共サービスにおいての人種的平等を向上させる事がこのリサーチの目的です。そのために現在の政府内での多様性の水準レベルを把握することから始めています。
政府内の人種的多様性を理解することにより、州の多種多様な人口を反映できる公共サービスという目標に近づいていく事ができます。
人種的平等は重要。人々の実体験や見解を反映できる公共サービスにしたいと考えています。
今まで何を学んで、そして次のステップは?
ブリテッシュコロンビア州の人々を代表する公共サービスにおいて、全ての人々により良いサービスを提供する事ができます。
リサーチ第一段階の焦点:
- ブリテッシュコロンビア州公共サービス内の先住民族や人種化された社員の職種や役割の表明。
- Indigenous Youth Internship Program (IYIP)に参加したインターン(実習生)として働いた人のキャリアを考慮します。
この第一段階では、ブリティッシュコロンビア州公共サービス内において先住民族と人種化された人々がどのように評価されているかを検討します。特に上層部の管理職員は過小評価されていると考えられます。
この結果により、今まで長く先住民族や人種化された社員が訴えてきた事が裏付けされます。
人種的/文化的構成を知る以上の努力が公共サービスにおける人種的平等への実現に必要となり、このリサーチがその出発点となります。ブリティッシュコロンビア公共サービスの社員になりキャリアアップになることを妨げる制度的人種差別がある事が理解できます。次のステップは以下を含みます:
- 従業員の体験を知るためにリサーチを続けます。
- 雇用経過、職場文化、昇進のアプローチ等を審査します。
- 先住民族や人種化された人々の障壁を取り除くためのプログラムや政策方針を改善します。
宣言法アクションプランにおける幾つかの行為に調整し一致するようにするためのリサーチでもあり、以下のことが含まれます。
- 先住民族と人種化された人々に対する公共サービスでの求人や社員保持の改善(アクション3.2)。
- Indigenous Youth Internship Programの改善と向上(アクション4.44)
このリサーチの概要は?
このリサーチにより、現時点での公共サービス内の人種多様性レベルを把握することができます。
政府内での制度的人種差別や不平等な事柄を対処し取り組んでいきます。ブリティッシュコロンビア州の人種・人口が公共サービスにおいて反映できるようにする事がその取り組みの一つです。
なぜ重要か?
我々の政府は植民地機関で、人種差別、差別的思考、方針、態度や振る舞いによって形成されてきました。そしてこれらが基盤となり現在の人種差別・差別意識に繋がります。
制度的人種差別により、先住民族と人種化された人々の代々の世代が排除され続けています。
何のデータを使ったか?
- 雇用者アンケートからの人口統計学データ(労働環境アンケートと新しい仕事アンケート)
- 職場の組織や職種などの従業員の情報
調査結果を検証
何のデータを使ったか?
2022年1月時点のブリティッシュコロンビア州政府の従業員約30,6000人が参加。
2007年から始まったIndigenous Youth Internship Programに参加した406名の先住民族のインターンも含む。
このリサーチで使用したデータ:
- 任意開示された雇用者アンケートからの人口統計学データ(労働環境アンケートと新しい仕事アンケート)
- 職場の組織や職種などの従業員の情報
誰がこのプロジェクトに取り組んだか?
BC StatsとBC Public Service Agencyが協力してこのリサーチに取り組みました。
今後の段階では、人種平等と従業員の体験について焦点をあてます。
もっと知りたい?
2024年5月30日、このリサーチプロジェクトについての技術報告書を発表しました。このプロジェクトへのアプローチとプロセスを知りためにこの報告書を読んで下さい。